IVFの負担軽減へ:Dioseve社がシリーズA延長ラウンドの調達を発表
Pangaea Venturesが日本初のスタートアップ投資を完了。治療負担の軽減と患者・医療機関双方の改善を目指す体外成熟アプローチ、Dioseve社の生殖医療プラットフォームの発展を支援。
アリゾナ州フェニックス/日本・東京、2026年6月16日 ― Pangaea Venturesは本日、Dioseve社の700万ドル(10億円)のシリーズA延長ラウンドへの参画を発表しました。Pangaeaの出資額は200万ドル(米ドル)であり、Archetype Ventures、DG Daiwa Ventures、Mirai Door(Asuka Innovation Fund)、D4V、塩野義製薬株式会社も本ラウンドに参画しています。Dioseve社は、幹細胞生物学と生殖医療を基盤とした新たな不妊治療アプローチを開発するバイオテクノロジースタートアップです。
Dioseve社の第一製品「DIOS-101」は、iPS細胞から誘導した顆粒膜様細胞を用いて試験管内に卵巣様微小環境を構築し、IVF時における未成熟卵母細胞の成熟を促します。同アプローチは、治療における身体的・経済的・物流的負担を軽減しながら、患者と医療機関双方にとって不妊治療の効率性を向上させることを目的として設計されています。
その需要は明確で世界の不妊治療市場は360億ドルを超え成長を続けているにもかかわらず、IVFの成功率は依然として低く、既存の体外成熟アプローチは有効性のばらつきと患者負担により普及が進んでいません。Dioseve社は、強固な科学的基盤と現実的な商業化への道筋に根ざしたプラットフォームで、このギャップの解消を目指しています。
同社の科学的根拠には、Dioseve創業者の濱崎伸彦博士が共著した研究が含まれます。同博士の研究は、多能性幹細胞から卵母細胞様細胞を生成する主要な手法、および女性生殖細胞系列サイクルの主要部分を試験管内で再構成する手法の確立に貢献しました。この研究は、Dioseve社の生殖生物学における幅広いプラットフォームの基盤となっています。
「女性は、現在利用可能な治療よりも、より容易で、より手頃で、より効率的な生殖医療を受ける権利があります。女性の健康という投資が進んでいない分野において、この技術は不妊に直面した多くの人にとっての解決策となり得ます。Dioseve社は、臨床プロセスに適合し、明確な需要に応える製品にて科学的アプローチで改善しようとしています。これが、PangaeaがDioseve社を日本初スタートアップ投資先として選んだ理由です。私たちは日本においてより多くのハードテック創業者を支援するための基盤を整えてきており、Dioseve社はその戦略の最初の実例となります。このラウンドに参画し、強固な科学的基盤から患者のニーズを解消するプラットフォームを構築していくチームを支援できることを楽しみにしています」と、PangaeaパートナーのJanelle Goulardは述べています。
「不妊治療は、時間的・身体的負担という点で依然として患者に多くを求めすぎています」と、Dioseve共同創業者兼CEOの岸田和馬氏は述べています。「DIOS-101によって、私たちの目標は実質的な結果を追求しIVFをより受けやすくすることです。この投資は、そのアプローチを世界中の日常的な臨床現場に普及させる一助となります。」
今回の資金調達による収益は、DIOS-101の継続的な臨床・商業的進展、および同社の生殖生物学プラットフォームのより幅広い開発を促進するために使用されます。
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Dioseve社について Dioseve社は、生殖医療の改善を目指したiPS細胞ベースの生殖生物学プラットフォームを開発するバイオテクノロジースタートアップです。第一製品「DIOS-101」は、iPS細胞から誘導した顆粒膜様細胞を用いてIVF時における未成熟卵母細胞の体外成熟を支援します。同社は日本を拠点とし、同市場での初期商業化に向けた取り組みを進めています。
Pangaea Venturesについて Pangaea Venturesは、先端材料・化学・生物学分野において新規技術をスケールアップするハードテック企業に投資するベンチャーキャピタルです。産業を変革しながら地球規模の課題解決に取り組む企業を支援しています。
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